レーン社製サイドボード。1960年代のシリーズ家具でその種類はテーブルや家具を合わせると、30-40種はあったようです。
こちらはダブテイル模様が特徴のシリーズ。材質の違う突き板で直線的な模様を描いた家具は、今見てもその存在感や若々しさがあり、古いものに起こりがちな野暮ったさは感じられません。
ダブテイル模様は天板と扉にあしらわれています。スプーンのような滑らかなフォルムの金属取手もアクセントになっていて、シンプルさとデザインのバランスが絶妙。
ブラックにペイントされた先すぼまりの脚は、ミッドセンチュリーの特徴でもあり軽やか。ストレッチャーも軽やかさを演出しています。
左右の観音開きの扉と引出しのコンビ収納ですので、リビングの雑多なものを上手く分類して収納出来そうです。扉の中の棚板は固定で、引出し上部は仕切り板が1枚付けられています。
ウレタン塗装で再塗装してあります。引出し最下段の左下端に補修跡があります(写真)。そのほか打痕はいくつかありますが、ひどく目立つダメージはありません。
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