white&newton社製サイドボード。W&N社はイギリスでは高級家具メーカーとして認知されていたメーカー。デザイナーのArthur Edwardsを招くなどデザインにも力を入れていました。

こちらもそんなデザイン性の高い一台。シンプルな印象と、細かな意匠のバランスが絶妙なサイドボードです。

引き出しや扉の手掛けを横一直線の掘り込みにすることで、立体感とシャープさを演出。上下に一本通ったラインを作って横長のフォルムを強調しているのもさりげないですね。

少し内にはいった脚は口型で、こちらもカットでシャープさを出しています。本体のシンプルさを考えると棒状の脚だと寂しくなってしまいそうなところを、脚のデザインでバランスを取っているのも見事。

ブッフェスタイルの作りもUKビンテージならでは。特に手前開きの扉内のトレーは小技が効いています。スライド天板として使うだけでなく、取り出してトレー単体として使うこともできる優れもの。白いメラミンとチークのコントラストも綺麗です。

小さな棚板はグラス類を効率的に収納でき、中央には高さのあるビンなどをたっぷり置くことができます。

右側は折れ戸で、こちらも棚板付き。ワンアクションで広く開けることができるので、大きなものも手軽に出し入れできそうですね。

さらに、特筆すべきはその高さ。H700以下の低いサイズはTV台としても優秀で、リビングボードとしても魅力的。ワイドもあるのでTVの存在感に負けず、ランプやオブジェを飾るスペースも確保できます。

目立ったダメージもなく、引き出しや扉の開閉もスムーズです。ウレタン塗装で再塗装してあります。木の質感や木目を活かすよう必要十分な薄さにしておりますので、長時間の水気や蒸気にはご注意ください。

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